はじめに
桜も満開の季節となり、日差しの暖かさを感じたり、急に冬に戻ったような寒さの日があったり、春の嵐のような大雨が降ったり、随所に季節の移り変わりを感じますね。
自粛・感染症対策が日常となってから、2年目の卒業・入学シーズン。感染力や症状・対策も分からず、「隔離」「自粛」を余儀なくされた去年と異なり、個々の対応が少しずつ分かって、定着してきた今年は、「いかに安全に実施するか」をみんなが考えて、節目の行事が開催されているように思います。
春の陽気や満開の桜、屋台も出ていたりして、岡崎でも例年からは規模を縮小して桜まつりが開催されています。
ゆとりを持った行動を
人出が増えて渋滞に遭遇したり、車内がぽかぽかと暖まり、眠気に襲われたりすることもあるでしょう。他にも、初心者ドライバーが増えたり、花粉や黄砂の影響で視界が悪くなったりすることもこの時期の特徴と言えるでしょう。
それぞれが心新たに、少しドキドキしながら新しい環境に向かうこの時期、慣れないからこそ、いつもより少しだけ心にも時間にもゆとりを持って行動したいものです。
月ごとの交通事故の特徴
愛知県警から出ているデータに月ごとの交通事故の特徴を分析しているものがあります。(交通死亡事故分析 – 愛知県警察 (pref.aichi.jp)より)
3月は、交差点における死亡事故の比率がもっとも高く、出勤時の事故も増えるそうです。
交差点で出会い頭に衝突した事故や、交差点での右左折時に衝突した事故、横断歩道を歩行中に衝突された事故など、岡崎事務所にも交差点での事故は多くお問い合わせいただく事例です。
4月に多い事故
そして、深夜での速度超過による単独事故・追突事故が増えるのが4月だそうです。
私自身、国道沿いに住んでいるのですが、深夜帯にバイクの騒音で目が覚めるのは、確かに暖かい時期が多い気がします。
また、小学生児童の交通事故が夏休み前までの4~7月に多く発生していること、小学1年生の歩行中の死者・重傷者が6年生の3倍以上であることは、親の立場として、看過できるものではありません。
過去5年間(4月)の小学1年生の時間帯別死傷者数を見ると下校時刻に当たる15時が最も多く、1年生以外の死傷者数を見ても、下校時刻の被害が大きいことがよくわかります。
子どもだけでなく、大人も環境が新しくなる時期のため、不慣れな道にナビを注視していたり、子どもが小さく死角に入り、見落としてしまったりすることもあるかもしれません。
最後に
岡崎事務所には小学生だけでなく、自転車通学の中高生の事故のご相談に来られる方もいらっしゃいます。
交通事故被害でお困りの一人でも多くの方のお力となれるよう、弁護士法人名古屋総合法律事務所はスタッフ一同尽力いたします。お困りごとがありましたら、一度ご相談ください。