ご相談者様の状況
- 依頼者:Aさん(徒歩)
- 相手方:Bさん(普通乗用自動車)
事案
Aさんは、職場に出勤するため、横断歩道を横断していました。左折してきた、Bさんの運転する車にはねられ、全身を強く打ち、救急車で病院へ搬送されました。腕や肋骨、頭部の骨折、脳挫傷の症状もあり、事故当時は脳内出血もありました。
事故の影響から臭いが分からず、食事をしても味が分からない状態で、後遺障害が残る可能性を考えて相談に来られました。。
その後2年間入通院した後、後遺障害認定の結果が出た為、賠償金額の妥当性について改めてご相談に来られ、ご依頼いただきました。
解決内容
・1500万円(当初提案)→3000万円(解決結果)
相手の保険会社から診断書や診療報酬明細書等の取り寄せ、事件の確定記録の確認等を行い、相手方保険会社と交渉の結果、最初の提示額の約2倍の損害賠償額を受け取ることができました。
担当弁護士の所感
Aさんには鎖骨変形障害や高次脳機能障害等の障害が残り、後遺障害等級併合8級という重大な後遺障害が残存していました。
Aさんは専業主婦をされていましたが、事故による痛みだけでなく嗅覚脱臭の症状も出ており、料理等の主婦業にも支障をきたしていました。
相手方保険会社からは、鎖骨変形障害はあるものの労働能力への支障は大きくないこと等の主張がなされ過少な金額での示談が提示されていました。1500万円が妥当か否か判断つかなかったAさんは、弁護士へ相談していなければそのまま示談してしまっていたかもしれません。
弁護士介入後、後遺障害による労働能力への支障を詳細に主張し、結果として当初の提案の倍の3000万円で示談することができました。弁護士費用特約への加入があったため、増額分をほぼそのままAさんの補償に充てることができ、Aさんも適正な賠償を受けることができて安心されていました。
解決期間
依頼から半年