ご相談者様の状況・ご相談内容
- 相談者:長女Aさん
- 相手方:長男、次女
Aさんは、遠方に住んでいた父が亡くなったため、葬儀に行きました。
葬儀の際に、長男と次女から「父の遺産は全部私達が相続するから、あなたに渡すもにはない」と告げられ、遺産分割協議が進まなくなってしまいました。 Aさんは、この状態をなんとかしたいと思い、ご相談にいらっしゃいました。
解決までの道のり
遺産分割協議をするためには、遺産の全体像を掴む必要があります。しかし、今回の場合は兄弟の協力が得られそうにないため、当事務所で遺産の調査を行いました。
次に、交渉するか調停を申し立てるかを検討しました。相続人の数を確認をした所、相続人が全国に散っていて、協議することは難しいと予測されましたので、兄弟の1人の住所を管轄する裁判所に調停を申し立てました。
調停での大きな問題は、誰も住んでいない被相続人の自宅をどうするかが問題になりました。はじめのうちは、誰も相続したくないという話でしたが、実際には兄弟の1人が相続したいという気持ちを持っていました。そこで、不動産の評価額を低くした上で兄弟の1人が不動産をもらい、分割協議を成立させる案を提案したところ、遺産分割調停が成立し、解决しました。
受任から解決に要した期間
約11ヶ月