解決事例

事例54 突然自宅を出て行った妻から離婚請求を受け、調停外の協議で離婚合意したケース

ご相談者様の状況

女性

  • 依頼者:Aさん(40代男性)
  • 相手方:Bさん(Aさんの妻、30歳女性)

事案

Aさんは妻Bさんとの結婚後、3人の子に恵まれ生活していましたが、Aさんの親族とBさんの折り合いが悪く、夫婦関係が悪化してしまったところ、ある日突然、Bさんと子どもたちが自宅を出てしまい、音信不通になってしまいました。

後日、Bさんが依頼した弁護士からAさんのもとへ、離婚を求める内容の通知書が届き、対応に困ったAさんが弊所へ相談にいらっしゃいました。

解決内容

Aさんから依頼を受けた担当弁護士は、Aさんの代理人として、Bさんの代理人弁護士と離婚条件に関する協議を行いました。

①本件では、子らの名義で蓄えた学資保険や預金等の財産が数百万円にのぼり、離婚に伴う財産分与で、子らの名義の財産をどのように扱うかが激しく争われました。

②またBさんは教育熱心で、子らに多くの習い事をさせ、相当額の教育費用が生じていたところ、今後の負担方法についても争いになりました。

交渉の結果、①については、夫婦が保険料を支払ってきた学資保険は財産分与の対象としつつ、子ら名義の預金は子本人の財産として財産分与の対処としない内容をベースとして、合意が成立しました。

②については、双方の収入に応じて負担し合うことで合意が成立しました。

担当弁護士の所感

離婚協議では、子の将来の教育費用の負担や、同居中に子名義で蓄えた財産の扱いについて、激しい争いになることがあります。

ひとくちに「子のためのお金」と言っても、過去の裁判例では、従前の夫婦間の協議内容や、親の学歴など、様々な要素を踏まえて、ケースバイケースで判断が分かれており、専門的知識に基づいた検討が不可欠です。

是非、離婚事件に強い弁護士へご相談ください。

解決期間

受任から1年

   
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