• 相談者: Aさん(30代女性)
• 相手方: Bさん(40代女性)
• 不貞相手: Cさん（40代男性・Bさんの夫）

Aさんは同じ職場のCさんと食事などをする内に親しくなり、不貞関係になりましたが、Cさんの妻であるBさんに不貞行為が発覚し、公正証書を作成して和解しました。

その後、AさんはCさんと復縁してしまったため、Bさんから和解契約に違反したこと理由に、極めて高額の違約金を請求され、困り果てて、弊所へご相談にいらっしゃいました。

訴訟において、Aさんの支払い能力を踏まえ、長期の分割払いで解決金を支払う内容で、再度の和解をすることができました。

本件は、通常の不貞慰謝料請求とは異なり、一度成立した和解契約に違反したことを理由に、高額の違約金を請求されたケースでした。

このようなケースでは、当事者間で一度和解（約束）をしている以上、約束に違反して再び不貞行為に及んだという事実は、極めて厳しく評価される傾向にあり、高額な違約金の請求も、法律上は正当であると見られてしまうことが殆どです。

和解契約を行うにあたっては、将来的に極めて不利な状況に陥るリスクがないか、きちんと精査した上で和解に応じるべきかを検討する必要があります。

不貞慰謝料請求を受けた際は、お一人で悩まず、不貞慰謝料請求に強い専門家のアドバイスを受けることが重要です。

1年3ヶ月半