事例10 慰謝料請求も考えた上で、夫と不貞相手との交際を断たせた事案

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事例10 慰謝料請求も考えた上で、夫と不貞相手との交際を断たせた事案

ご相談者様の状況・ご相談内容

女性の離婚ケース

  • 相談者:Aさん(女性) 70代女性
  • 相手方:Bさん(女性) 60代女性

事案

 Aさんは、夫の不審な行動と知人からの噂により、夫の不貞を疑うようになり、探偵をつけて調査したところ、夫がBさんと不貞行為をしていることが分かりました。

 Aさんのご意向は、長年連れ添った夫とは離婚する気はないが、これまで夫は男女関係が絶えなかったという経緯があることから、今後、夫がBさんと会わないようにするということを最優先にしたいというものでした。

 そのため、Bさんに今後一切の交際を断つよう、慰謝料請求も視野に入れて要求することを解決方針としました。

解決内容

・スポーツクラブの退会

Bさんと夫はスポーツクラブでの知り合いであり、今後もBさんが夫と同じスポーツクラブに通い続ける限り交際に発展する可能性がありました。

そのため、Bさんにスポーツクラブを退会してもらうことを条件としました。

Bさんは、当初行動を制限されるいわれはないとの主張で応じる様子はありませんでしたが、粘り強く交渉する中で退会してもらうことになりました。

・謝罪文の作成

当初、Bさんは、謝罪文は書かないという対応でしたが、何度も直接あって交渉をして、Bさんに謝罪文を書いてもらうことができました。

・接触禁止、連絡を取り合わないことを含む合意書の締結

Bさんと合意書を締結しました。

合意書の内容は、
  ①【接触禁止条項】今後一切、Bさんが夫と連絡をとったり直接あったりしないことを内容とするもの
  ②【違約金条項】接触禁止条項に違反した場合に200万円の賠償金が発生するというもの
  ③【連絡禁止条項】本件に関することを夫に一切話さないこと、
等を主な内容とするものです。

以上のような交渉経過を経て、無事、Bさんと夫との関係を断つことができました。

所感

本件のような、高齢夫婦の男女問題の場合、夫婦間の離婚にまで問題が発展する可能性があるため、慎重に相手との交渉を進める必要があります。

Aさんの意向をよく聞く中で、Aさんは夫とは離婚をしたくないということを強く希望されていたため、夫には本件のことが伝わらないように最大限の配慮をしました。

具体的には、Bさんへの警告文の送付段階で、夫には連絡をしないように伝えるとともに、交渉の段階でもそのことを伝え、さらに合意書の中で、一切接触しないことと連絡も取らないことを合意してもらうようにしました。


本件では、夫に伝わらないようにすることができたことに加えて、相手から謝罪文や接触禁止を含む合意書、また、スポーツクラブを退会してもらうこと等一定の成果を得ることができたので、Aさんのご意向に沿った解決ができた事案であったと思います。

Aさんは訴訟提起も望んでいなかったため、交渉で短期間で解決できてよかったと思います。

男女問題では、初動対応を間違えると、夫婦間の離婚や、相手方との感情的な対立が激化してなかなか収束がつかないということがありますが、早期に代理人として行動できたことで早期解決に至れた事案だと思います。

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