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事例09 不貞慰謝料請求を受けた場合

ご相談者様の状況・ご相談内容

男性の離婚ケース

  • 相談者:Aさん(女性)
  • 相手方:Bさん(女性)

事案

 Aさんは、BさんからCさん(Bさんの夫)との不貞を理由とした慰謝料請求訴訟(500万円)を提起された段階でご相談にいらっしゃいました。  
Aさんのお話を伺うと、不貞行為は一切していないため、認めたくないが、早めに終わらせたいとのことでした。

解決内容

20万円での和解締結

まずは、Aさんから詳細な事情を伺ったところ、Cさんとはもともと面識はあり、Cさんから一方的に好意を寄せられて無理やりキス等もされたことがあることが分かりました。

また、Cさんが書いたラブレター等もあったため、Bさんも不貞をしていたとの思いが強く、尋問までいく可能性が高いと考えました。

しかし、Aさんは仕事をされており、また、子供もいるため尋問までいくことまでは考えていませんでした。

そのため、早期解決のために解決金として一定額支払って解決をするという方針としました。

ただ、尋問までいく可能性はまだあったため、Cさんと直接会い事情を伺った上、不貞行為をしていないということ等を内容とする陳述書へサインをもらい、尋問まで移行した場合の協力等をお願いしました。

所感

慰謝料請求に対し、不貞行為をしていない等として争う場合には、尋問までいく可能性があります。

尋問の負担や紛争の早期解決等のために一定額支払うことで解決することも考えられるため、弁護士と相談の上、事情に応じて対処していく必要があると思われます。

   
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