解決事例

事例55 横断歩道走行中の自転車事故で、慰謝料等について適正な賠償内容で解決した事例

ご相談者様の状況・ご相談内容

女性の交通事故ケース

  • 依頼者:Aさん(10代・女性/高校生)
  • 事故態様:自転車対自動車
  • 事故状況:雨天の通学途中、青信号の横断歩道を自転車で走行中、右折してきた相手方車両と衝突した事故。相手方は対向車確認に意識が向いており、依頼者側への安全確認が不十分なまま右折進行していた。

相談内容

依頼者は事故により、頸部・頭部・両肩挫傷等の怪我を負い、救急搬送後も外科や眼科への通院を継続していました。顔面の打撲や後頭部の強い痛みもあり、事故直後は精神的なショックも大きい状態でした。

また、自転車が使用できなくなったことで家族による送迎や公共交通機関での通学を余儀なくされ、通学交通費や慰謝料、自転車損害などについてどのような補償を受けられるのか不安を感じ、当事務所へ相談されました。

解決内容

  • 慰謝料、通院交通費、付添費等を含めた内容で示談成立
  • 通学事情を踏まえた交通費等についても適切に認定

弁護士の対応

受任後、事故状況や通院状況を整理し、相手方車両の安全確認不足を前提に、依頼者に有利な内容となるよう交渉を進めました。

もっとも、本件では、依頼者が自転車で横断歩道を走行していたことなどから、法的には一定の過失が問題となる可能性がありました。そのため、過失割合については実務上の基準や事故状況を踏まえながら交渉を行いました。

また、高校生である依頼者が事故後に公共交通機関を利用して通学していた事情や、家族による送迎が必要となった事情を整理し、通学交通費や付添費についても損害として請求しました。

さらに、慰謝料についても、通院状況や事故による精神的負担を踏まえ、赤い本(裁判)基準を前提に交渉を継続しました。

その結果、慰謝料を中心として、交通費や付添費を含めた内容で示談成立に至りました。

弁護士の所感・補足

本件では、相手方車両の安全確認不足が大きな原因となった事故でしたが、自転車側の走行状況も過失割合に影響する事案でした。

交通事故では、当事者の感覚として「相手が全面的に悪い」と感じるケースであっても、実際の過失割合は道路交通法や裁判実務に基づいて判断されます。

本件でも、事故態様や通行状況を踏まえて適切な過失割合での解決を図るとともに、慰謝料や通学交通費等について依頼者に不利益が生じないよう交渉を進めました。

その結果、依頼者の通学事情や事故後の生活状況を踏まえた内容で解決することができました。

本件のポイント

  • 横断歩道上の自転車事故について、実務的な過失割合を踏まえて解決した点
  • 高校生の通学事情を踏まえた交通費請求が認められた点
  • 付添費についても適切に認定された点
  • 慰謝料を中心として適正な賠償内容で解決できた点
  • 自転車事故でも弁護士介入により適切な示談につながった点

自転車事故では、慰謝料だけでなく、通学交通費や付添費など、日常生活への影響に応じた損害が問題となることがあります。

また、過失割合についても、当事者の認識と法的評価が異なるケースは少なくありません。

交通事故に遭われた方は、お早めに弁護士へご相談ください。

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