解決事例

事例25 亡くなった親の財産管理をしていた相続人が預貯金の開示をしない状況で財産を調査した事例

ご相談者様の状況

男性

  • 依頼者:Aさん(50代男性)
  • 相手方:Bさん(Aさんの兄弟)
  • 被相続人:Cさん(Aさんらの親)

事案

関係図19

 Aさんの親が亡くなり、相続が発生しました。 Aさんの兄弟が、Aさんの親の預貯金を管理していましたが、死亡後、兄弟が預貯金の開示をしてくれず、相続財産の内容が不明な状況となっていました。 相続財産の内容を明らかにできないかと考え、弊所へご相談にいらっしゃいました。

解決内容

 弁護士が受任後、生前に被相続人が保有していた口座情報をもとに金融機関へ取引履歴の開示を求め、過去10年分の出金記録を精査しました。

 また、株式の保有状況や生命保険契約の有無についても調査を行いました。

 その結果、新たに生命保険契約が1つ見つかりました。また、取引履歴が明らかになったことで、被相続人の財産の全体像が把握でき、遺産分割協議を円滑に進める準備を整えることができました。

所感

 相続が発生した際、被相続人の生前の財産管理を他の相続人が行っていた場合、相続財産の内容が不明確となることがあります。
本件では、弁護士が金融機関への照会を行い、過去の取引履歴の確認を行うとともに、株式や生命保険の調査も併せて実施したことで、相続財産の内容を具体的に把握することができました。
相続財産の内容を明確化することは、遺産分割協議を円滑に進めるうえで重要なポイントとなります。

本件のポイント

  • 金融機関への取引履歴の照会により、預貯金の動きを具体的に把握したこと
  • 生命保険の契約を新たに発見できたこと

 相続財産の調査でお悩みの方は、お気軽にご相談ください。

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